友達に誘われて秩父へ|くるみ蕎麦とまつり、夕焼け

旅行

友達が秩父方面に引っ越すことになり、
「こっちに遊びにきてよ!くるみ蕎麦食べよう〜」と誘ってくれたので、さっそく行ってきました。

秩父鉄道に揺られて、車窓からはのどかな山の風景。
しばらくゆったり電車に揺られて、秩父駅に到着です。

秩父 肉汁そば 山寿

まずは旅の目的だった「くるみ蕎麦」へ!
今回は友達がおすすめしてくれた「秩父肉汁蕎麦 山寿(やまじゅ)」に向かいます。

山寿さんは西武秩父駅から徒歩5分ほどと、アクセス抜群。
私たちは秩父駅から車で向かったのですが、着いてみたら駐車場はすでに満車…!

近くに市役所があるのでそこの駐車場に車を停めて、
歩いてお店の前まで行くとすでに行列ができていました。

さすが駅近の人気店…!
しかもこの日はちょうど芝桜も見頃の時期だったので、秩父全体が混んでいたのかも(4月中頃)。

お店の前には“受付表”が出ていたので、名前を書いて待つことに。
するとちょうど店員さんが通りかかってくれて、

「1時間かからないとは思うんですが、携帯の番号を書いていただければ順番が来たときにご連絡しますよ〜」

とのこと!

ありがたくお願いして電話番号を書き、
近くのタリーズで一休みしながら待つことにしました。

いったんタリーズで休憩

わたしの家の近くにはタリーズがないんですけど、
昔、タリーズ創業者・松田公太さんの自伝を読んだことがあって、それ以来ちょっと特別な存在。
創業時にかなりのリスクを背負いながら、多くの苦労を経て立ち上げたストーリーは本当にすごくて、
「ぶっ飛んでるけど、行動力のかたまりみたいな人だなあ」と思った記憶があります。

そんなことを思い出しながら、抹茶リスタを注文してのんびり。
なかなか溶けないあの濃厚さも最高なんだよね。

のんびりおしゃべりしていたら、飲みきらないうちに電話が。
順番が回ってきたとのことでお店に戻ります。
こんな感じで別の場所で待ちながら順番待てるのでありがたかったです。

やっとお蕎麦を食す

お店の席について、さっそく注文。
友達のおすすめは「くるみ蕎麦+天ぷらセット」とのこと。
蕎麦の種類も選ぶことができて、合い盛りそばを注文。
田舎風の“太蕎麦”と、更科風の“細蕎麦”が両方楽しめるセットです!

ほどなくして、お蕎麦が到着しました。
たっぷりのくるみのつけ汁に、小鉢の煮物、
天ぷらには抹茶塩が添えられていて、見た目もきれいです。

天ぷらはサクサクに揚がっていて、どれも美味しい。
田舎風の太蕎麦はしっかりした歯ごたえで食べごたえあり、
一方、細麺の方はつけ汁がよく絡んで、くるみの甘みと香ばしさが引き立ちます。

ただ、天ぷらもつけてちょっとこってりしすぎちゃって、
途中で「めんつゆ欲しいかも……」ってなったけど(笑)
最後まで美味しくいただきました。

秩父まつり会館に入ってみる

お蕎麦を食べてお腹も心も満たされたところで、駅の方へゆっくり戻ります。
すると友達が、「秩父まつり会館に行ってみたいんだよね」とぽつり。
職場の人におすすめされたらしく、せっかくなので立ち寄ってみることに。

秩父といえば、やっぱり「秩父夜祭」が有名ですよね。
京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並ぶ“日本三大曳山祭”のひとつ。
(ちなみに曳山=山車=華やかに装飾された出し物を、たくさんの人で引いて練り歩くやつです)

どうやらこの「秩父まつり会館」は、そんな秩父夜祭を“行かずして体験できる”スポットらしい……!

秩父駅から歩いてすぐの場所にあって、アクセスも良好。
入場料500円を払って、さっそく中に入ってみました。

入館すると、すぐ係の方が
「3Dシアターの上映が始まりますよ〜!」と声をかけてくれました。

3D!?と思いながら、入り口で専用メガネを受け取り、いざシアターへ。
ちょっとわくわくしながら席に座ります。

3Dシアター「秩父まつり回廊」

シアターでは、秩父で一年を通じて行われるさまざまなお祭りや行事が、
映像とともに紹介されます。しかも3D映像になっているので、臨場感もあって楽しい!

中でも印象に残ったのが、「塚越の花まつり」の映像。
秩父の塚越地区では、毎年5月3日、子どもたちが野山の花を摘んでまわり、
神社や御堂を色とりどりの花で飾るんだそうです。

そして翌4日には、子どもたちが参道に花を撒きながら薬師堂へ向かって歩く……
その様子が本当に温かくて、「平和」や「幸せ」ってこういうことだなあと思いました。

それにしても、大量の花を紙吹雪のように撒いて歩くなんて、
子どもの頃に夢見たような光景じゃないですか?
自然が豊かで、花がたくさん自生する秩父だからこそできる行事だと思います。

約240年も続いてきたというこの「花まつり」、
これからもずっと大切に受け継がれていってほしいなと思いました。

秩父夜祭のプロジェクションマッピング

3Dシアターを出ると、目の前には吹き抜けの展示スペース——
「笠鉾・屋台コーナー」が広がっています。

左手に見えるのが笠鉾(かさぼこ)、右手が屋台。
屋台のほうは実際に人が乗って踊ったりするお座敷仕様になっていました。

巨大な笠鉾の展示は間近で見ると圧巻です。
聞けば、この笠鉾は高さが約11メートルもあるのだとか。

しばらく眺めていると、プロジェクションマッピングの上映がスタート。
実際の秩父夜祭の様子が壁面に投影され、
提灯に本物の火が灯ったような演出まで。
なるほど、「秩父夜祭を体験できるスポット」とはこういうことか〜。

正直、行く前は「ちょっとした資料館かな?」くらいに思っていたのですが、
期待を良い意味で裏切られました。秩父まつり会館、行ってみて良かった!

ちょっと秩父神社をお散歩

秩父まつり会館を出てすぐ隣にある「秩父神社」にも立ち寄ってみました。
境内をゆっくり歩いていると、まだ少しだけしだれ桜が残っていて、春の余韻を感じます。

この日は、今年に入って一番の暑さ——なんと気温29度!
でもまだ春の空気なので、風が吹くと爽やかでとても気持ちいい日でした。

参拝をしてから境内をぐるっとお散歩。
池にはたくさんの鯉が泳いでいて、のどかな光景。
しかし鯉、かなり大きい。笑

ちなみに、秩父神社の現在の御社殿は、徳川家康公によって寄進されたものなのだとか。
たしかに、社殿に施された彫刻の豪華さは徳川家康公を祀る東照宮ならではかなと思いました。

穴場の夕日スポット「にぐるまやダイニング」

夕方になり、「夕日が綺麗に見える場所があるよ!」と、
友だちが連れて行ってくれたのが——「にぐるまやダイニング」。

少し山道を車で登った先にある、隠れ家的なお店です。
テラス席からは秩父市内を一望できて、まさに絶景ポイント。

しかも、こんなにいい場所なのにテラスにはほとんど人がいなくてびっくり。
車がないと来られない立地だからかもしれませんが、
この”穴場感”はちょっと秘密にしておきたい気もします。

ちょうど良いタイミングで、美しい夕日が山の向こうに沈んでいきました。
夕日って心をリセットしてくれるようで、昔から好きなんです。

昼間はすこし暑かったのですが、
夕方には風も心地よく、テラス席がちょうどよい気温に。

ハンバーグが美味しいお店らしいんだけれど
お蕎麦でまだお腹がそんなに空いていなかったので、苺タルトとコーヒーを注文。
デザートは別腹!


美味しいスイーツと気持ちのいい空気、
そして夕焼けを眺めながらのんびりおしゃべり。
こういう時間って贅沢だなあと思いました。


そのあとも商店街でお祭り?がたまたまやっていて
ぶらぶら見たりして、丸一日楽しんでしまいました。
書くならもっと写真撮ればよかった。笑

秩父駅周辺って何度かきたことあったけど、まだまだ知らない魅力があったんだな。
いい1日でした。

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