【群馬・四万温泉】母の還暦祝いで行く秋旅|ひなたみ館を再訪

旅行

11月はじめの3連休、母と一緒に四万温泉へ行ってきました。
奥四万のあたりは10月下旬から11月上旬が紅葉の見頃なのだそうで、
秋を満喫するためにこの時期を選びました。

そして今回は、母の還暦祝いもかねた温泉旅行。
四万温泉には何度か訪れていて、景色も温泉も楽しめるお気に入りの場所なので
いつか母を連れてきたいと思っていたんです。

以前行ったときの記事(春・夏)▶おすすめ宿♪四万温泉「ひなたみ館」に行ってきました

久しぶりにわたしの運転で出発。
紅葉シーズンの3連休だったので渋滞を心配していましたが、
道もすいていて、天気も快晴。
窓から見える景色を楽しみながらのドライブでした。

奥四万展望台|紅葉と湖のコバルトブルー

予定通り、奥四万展望台に到着。
この日は気温が18度もあり、秋にしては暖かくて心地よい陽気でした。
山々に囲まれた湖がコバルトブルーに見えてきれいです。
春の四万ブルーの深い青とはまた違う色合いで、このブルーもすてきだなと思いました。

展望台にはカメラスタンドもあり、
母と一緒に景色をバックに記念撮影。
とてもいい写真が撮れて、良い思い出になりました。

カフェ「ラトリエ・ブルー」で足湯とハーブティー

展望台のすぐ近くにある「ラトリエ・ブルー」は、
景色を眺めながら足湯とお茶を楽しめるお気に入りのカフェです。

今回は、レモングラスベースの「ブルーハーブティー」を注文してみました。
バタフライピーを使った鮮やかな青い色が
四万ブルーの湖のようで、見ているだけでも癒されます。

足湯に入りながら、母とゆっくりおしゃべり。
ぽかぽかの湯とハーブティーの香り、心から贅沢な時間でした。

お店の方が「冬の雪景色の頃にまた来てみてくださいね」と言ってくれたので、
次は冬にも訪れてみたいなと思いました。(ただ雪道運転はちょっと不安…笑)

「柏屋カフェ」でスパイスカレーランチ

ランチを食べにいく途中、「塩之湯飲泉所」という温泉水を飲める場所がありました。
まろやかで飲みやすく、想像以上においしいかったです。

ランチは「柏屋カフェ」へ。
1階の席に案内していただき、隣に焙煎機がありました。
コーヒーの香ばしい香りが漂ってきます。

一番人気のメニュー「柏屋カレー」は、キーマとタイカレーの2種がけ。
スパイスがしっかり効いていて身体がぽかぽかと温まり、とても美味しかったです。
見た目以上にボリュームがありましたが、あっという間に完食です。

食後のデザートに「焼きまんじゅう島村」

食後のデザートに、カフェの向かいにある「焼きまんじゅう島村」さんで
焼きまんじゅうを食べることに。

焼いている様子を撮ってもいいですか?と聞くと、
「今、焼き目つけるから待ってて!美味しそうに撮ってね!」と店主さん。
面白い方で、いろいろと話が聞けてたのしい時間になりました。

焼き立てのまんじゅうは、外はカリッと香ばしく、中はふわふわ。
味噌だれの甘じょっぱさがたまりません。
屋台の焼きまんじゅうとは別物で、
「炭火で焼くからこそ美味しいんだよ」と言う店主さんの言葉に納得でした。

旅館「ひなたみ館」で過ごすやすらぎの時間

15時ごろになり、「ひなたみ館」に向かいます。
スタッフの方が丁寧に出迎えてくださり、
玄関に入るとやわらかな空気に包まれます。

お部屋に案内していただき、チェックイン。
説明も落ち着いていて、こちらの旅館に来ると心が和みます。

貸切露天風呂をゆっくり満喫

食事前に温泉に入ることに。
ひなたみ館には3つの温泉があるのですが、その全てが貸切風呂なんです。
今回は露天風呂「鶏鳴の湯」に入りました。

四万温泉のお湯は熱めではありますが、前に来たときよりお湯の温度がちょうどよく
秋の澄んだ空気の中で川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりと浸かることができました。

ゆっくりしすぎて母が少しのぼせてしまったけど、それもいい思い出です。

夕食とサプライズケーキ

夜は渓流の音を聞きながら、お部屋での夕食です。

リピーターということで飲み物のサービスをいただき、
前菜からデザートまでどれも見た目にも美しく美味しかったです。

柿の白和えや岩魚のお造り、上州牛のサーロインなど、
地元の味覚を堪能しました。

上州牛サーロインは脂と赤身のバランスが良く、柔らかくてとっても美味しかったです。

そして母へのサプライズ。
こっそりお願いしていたショートケーキが、食後の寝所準備の際に登場です!
驚きながらも嬉しそうに笑う母の顔を見て、準備して本当によかった〜と思いました。
半分残したケーキは翌朝、珈琲と一緒にお部屋に持ってきてもらうことができます。

朝風呂と朝食、食後のコーヒーとケーキ

翌朝は「摩耶の湯」で朝風呂を満喫。
摩耶の湯はひなたみ館で一番広いお風呂です。
朝の光が差し込む湯船がとてもきれいで、
温かいお湯に包まれながら一日の始まりを感じました。

朝食はダイニングルームでの食事です。
朝食は旅館の醍醐味というか、楽しみにしていることのひとつです。
たくさんのごはんのお供があって、
特に「てっぽう漬け」という漬物がとてもごはんに合いました。
群馬の吾妻郡で有名な漬物みたいですね。

朝、部屋に入ってくるこの柔らかい光と窓から見える緑、
渓流のせせらぎの音がとても好きです。

この空間の中で美味しい珈琲とケーキを食べていると
とてもいい時間だなあ、と感じます。

この朝の時間が特に好きで、また来たいなと思いました。

日向見薬師堂のお散歩

お腹がいっぱいになったので近くの「日向見薬師堂」までお散歩に行きました。
朝の空気が気持ちいい。

薬師堂は群馬県の中でも最古の建造物だそうで、茅葺きの屋根が趣深く
紅葉が赤く染まってとても美しかったです。

日向見薬師堂には足湯があります。
この足湯にもチャレンジしてみたのですが
びっくりするほど熱くて3秒以上浸かれなかったです(笑)
「あつい!あつい!」と言いながら浸かったのも楽しくて、いい思い出になりました。

奥四万湖の紅葉と四万の甌穴群

チェックアウト後は奥四万湖をドライブしながら一周。
「しゃくなげの滝」では、赤や黄色に色づいた木々と滝の迫力が印象的でした。

続いて「四万の甌穴群」へ。
この日(時期?)は水量が多くて下まで降りられなかったけれど、
渦を巻く水の流れを上から眺めているだけでも自然の力強さを感じました。

喉が渇いたので甌穴群のそばにある「森のカフェKISEKI」で休憩。
母は人気メニューのショコラオレのソフトクリーム、わたしはアイスコーヒー。
大きな窓から見える森の景色が美しくて、しばしのんびりしました。
ただ、秋はカメムシが多いのでテラス席は要注意(笑)

温泉街で「スマートボール」初体験!

お土産を買いに温泉街へ戻り、気になっていた「スマートボール柳屋」さんへ。
電飾の光がきらきらとしていて、昔ながらのレトロな雰囲気です。

「スマートボール」は、昭和の時代に流行した“パチンコの元祖”のようなゲームで、
500円で45個のビー玉を打ち出して遊びます。
ビー玉が上手く転がると「5」「15」などと書かれた穴に入って追加の玉がもらえる仕組み。
100個貯まると景品と交換できるそうです。

「やってみる?」と声をかけられて母と並んでチャレンジしました。
母が「15」の穴に何度も入れていくからびっくり!
「お母さんすごいね〜!」と盛り上がってました。
子供のようにはしゃいでいる母の姿を見て、なんだか嬉しかったです。

わたしも意外と当たりが多くて、500円で30分以上も遊べてしまい、
「すごい遊べてるじゃん!」と店主さんに褒められて思わず「やった~」と喜んでしまいました。
景品はもらえなかったけれど、とても楽しい時間でした。

帰り道に「中之条ふるさと交流センターつむじ」へ

最後に母が気になっていたらしい「中之条ふるさと交流センター つむじ」に寄ってみました。
偶然、ホールでギターの弾き語りイベントをしていて、
その音に引き寄せられるように足を止めました。
年齢を重ねても音楽を楽しみ、人とつながっている姿が素敵で、
しばらく聴き入ってしまいました。
カフェや雑貨屋、足湯もあって、近所にこんな場所があったらいいな。

秋の四万温泉は静かであたたかい時間

母の還暦祝いで訪れた秋の四万温泉。
お気に入りの場所を一緒に巡り、
同じ景色や時間を共有できたことが本当に嬉しかったです。

紅葉シーズンの三連休にも関わらず、四万温泉は静かで落ち着いた雰囲気。
観光客でごった返すこともなく、海外からの方も少なくて、
まだ“穴場”と呼べる温泉地なのだと思います。

その分、ゆったりと時間が流れ、
心からリラックスして過ごすことができました。
母も楽しんでくれたようで、本当によかったです。

特におすすめなのは、

  • 奥四万展望台 → カフェ「ラトリエブルー」(足湯カフェ)
  • 炭火で香ばしい「焼きまんじゅう」
  • ひなたみ館と、朝の「日向見薬師堂」
  • 温泉街の「スマートボール柳屋」

どれもいい時間を過ごせたなあと思える場所ばかりです。

これからも母には元気でいてほしいし、
また一緒にいろんな景色を見に行きたいなと思いました。
「また旅行に行こうね」――そう約束して、
今回の旅を締めくくりました。

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