早速、観たいと思っていた孤独のグルメの映画を観てきました。
今回の映画は、主演、脚本、監督すべて松重豊さん!
ストーリーがどんな展開になるんだろう?どんなご飯が出てくるんだろう?と想像してワクワクしていました。
あらすじはこんなかんじ①
輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎は、元恋人である小雪の娘、千秋の依頼でパリを訪れていた。
そこで千秋の祖父・一郎からこんな依頼を受ける。
子供の頃に飲んだ「いっちゃん汁」という郷土のスープをもう一度飲みたいと。
こうして五郎は、一郎の願いを叶えるべく、食材探しに奔走することになる……。
※ネタバレ※ 特に面白かったところは五島列島から…
舞台はパリ、長崎の五島列島、韓国の巨済島、東京と移り変わります。
個人的に一番面白かったところは、五島列島から韓国の巨済島に流れ着くところですね。
あらすじ②ツッコミどころ満載のストーリー
五島列島で食材探しをしていた五郎さんは、早速食材の情報を得ることができて浮かれていた。
しかし喜びも束の間、ホテルのある島に渡るフェリーの最終便を逃してしまう。
そこで五郎さんはなにを思ったか、「スタンドアップパドルボード」で海を渡ることを決意。(なんで)
しかし海は急に天候が変わり大荒れに。
嵐となって荒波に飲まれてしまう…。
なんでスタンドアップパドルボードで渡れると思ったんだ!と心の中でツッコミが入りまくりました。
いつかの大晦日の沖縄編で、マリンスポーツ嫌がってたのに!笑
しかもそのまま荒波に飲まれて”奇跡的に”なぞの島に漂着。
あとから分かることですが、韓国の巨済島に流れ着いたのでした。
いや、流されすぎ!!
華麗な不法入国をきめる五郎さん。
そしてさらに奇跡が。
島でたまたま見つけたガスコンロと鍋で腹を満たす五郎さん…。
貝とキノコの納豆鍋。
しかもその鍋に入れたキノコにあたってまた気絶。
絶対そのキノコ怪しいと思ったよ。
この怒涛の流れ、五郎さんが狂っててほんと面白かったです。
あらすじ③五郎さんの食材探しの無駄のなさ
巨済島でも食材をゲットした五郎さんはついにスープ作りに乗り出す。
「さんせりて」の店主にスープ作りを手伝ってもらうため、中川という青年と協力して説得することに。
集めた食材を見せて説得すると「3日待ってくれ」と店主はスープ作りにとりかかった。
しかしスープ作りは上手くいかず、「食材が違う」ことに気が付く。
そこで五郎はあることを思い出した。
一郎の母が韓国に住んでいたことがあったこと。
そして韓国で食べた、「へジャンクク」というスープのことを…..。
「へジャンクク」とは、韓国の酔い覚ましスープのことだそうです。
この出汁には「明太」、つまりスケトウダラが使われていたのを五郎さんは思い出したんですね。
五郎さんの食材探しの無駄のなさがすごくないですか。
途中で食べていた「へジャンクク」は、意味があったんだ!
いろんなことに振り回されてますけど、
五郎さんは本当に幸運の持ち主ですね。
きっと日頃の行いがすばらしいからでしょう。
あらすじ④「孤高のグルメ」のくだりも面白かった
すぐにスケトウダラを取り寄せてスープを作ると、ついに理想のスープを完成させることに成功!
このスープ作りをきっかけに「さんせりて」は再起し、
テレビドラマ「孤高のグルメ」(!?)に取り上げられたことで繁盛店となった。
パリに完成したスープを送り、一郎には「違うな」と言われてしまうも、
「旨すぎるから違う」という評価。
食材は合っているからもっと下手に作ってみてほしいと千秋に頼むのだった。ー
「孤高のグルメ」のくだりも面白かったです。
善福寺六郎役として遠藤憲一さんが出演してました!笑
演技がなんだか面白くて。
こうやって撮影しているんだな〜って感じと、
店主のオダギリジョーさんのどぎまぎした感じの演技とかもよかったなあ。
一番ほっこりした好きなシーン|「さんせりて」のスープを志穂さんに
実は巨済島には「さんせりて」の店主の元奥さんが住んでいたんです。
それが内田有紀さん演じる「志穂」だったのですが、
この二人は仲違いで離れてしまっているけれど、
五郎さんは、再起した「さんせりて」のスープを志穂さんにも郵送しました。
志穂さんはそのスープを飲んで、元夫が元気にやっていることがわかったのではないでしょうか。
きっと五郎さんは、直接「店主は元気だったよ」と志穂さんに言うことはなくても、スープを志穂さんに飲んでもらうことですべて伝わると思ったんじゃないかな。
なのでこのやりとりが何だか粋だな〜、大人だな〜と思って。
表情はわからなかったけど、志穂さんの嬉しそうな様子がすごくよかったです。
さいごに:印象に残った食事について
今回の映画では、ぶっとんだ(?)ユーモア溢れる五郎さんをたくさん観ることができて
とても楽しかったです!
もちろん出てきた食事もとても美味しそうでした。
一番印象に残った食事は、冒頭のパリの「オニオンスープ」かな。
チーズと、旨みたっぷりの玉ねぎが美味しそうで…。
フランスでもオニオンスープは見た目も味もけっこうバラバラなんですよと千秋が言っているのを聞いて「へぇ〜」と思いました。
でもこのオニオンスープと激似のスープを出してくれるビストロが近所にあるから今度行こう。絶対。
まだみていない方はぜひ劇映画「孤独のグルメ」みてみてくださいね。
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