今日、15年続けてきた舞台の仕事が突然最後の日を迎えました。
これまで仕事を振ってくださっていた方が辞めることになり
私にとっても唐突に区切りのタイミングとなりました。
思い返せば、中学生の頃からその会館には出入りしていて、高校時代には演奏会のリーダーをしていたことをきっかけにご縁をいただき、そこからこの仕事をするようになって。
あっという間に15年も経ったんだなぁと、今になってしみじみ感じます。
社会人になってすぐに仕事を辞めてしまったときも、この仕事に救われました。
貯金もなくて大変なときに、たくさん仕事を振ってもらったり
あまり役にも立てない私にずっと仕事を打診してくださったこと、本当にありがたかったです。
力のない自分が「ここにいていいのかな」と思うこともありました。
ただ、プロ意識を持って自分なりに取り組んでいる部分もありました。
特にピンを振っている時間は、緊張感もありつつ、成功させると思いながらやっていたので…
もうピンを振ることもないんだな、と思うと寂しい気持ちです。
これまで、いろんな催し物に立ち会いました。
演奏会やコンサート、お遊戯会、演劇、日舞、ダンス、式典など
長丁場の催し物に耐えるときもあったり、大変だな…と感じた現場さえも、
今となっては、どれも感慨深い。
今日を最後にもう照明室にも音響室にも入れないんだ、と思って、
なんだか母校を卒業するみたいな感覚です。
荷物などの片付けも少し手伝っていたんですけど、
みんなでがんばって作ったテプラとか、剥がすの寂しかったなあ〜。
ただ、そろそろ辞める頃合いなのかもしれないとも、
心の中では少し思っていたところもあります。
いつまで続けるか?そう考えつつも
“自分から辞める”という選択はしなかったと思う。
だから、これもきっと“タイミング”なんだと思います。
ある意味線引きしてもらったみたいな感じなのかな〜って。
お世話になった人たちにもう会えないのか…とそんな気持ちもありましたが、
「お別れ会をしよう!」という話も出ているので、また会えるのを楽しみにしています。
突然のことで喪失感を感じていて、まだ動揺していますが
人生には変わるべきタイミングというものがあるのだと実感しました。
最近も似たような変化が重なっていて、区切りの時期なのだと思います。
こうして生まれた余白で、また新しいことに挑戦したいです。
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