レッスンで“換声点”を探したら見当たらなかった体験談|ボイトレ

エッセイ

歌のレッスンを受ける過程でわかったこと。
どうやら私は生まれつき換声点がほとんど分からないタイプらしいです。
きっかけは、先生と一緒に「換声点がどの音程か」を実際に探したこと。
結果、見当たらなかった…。

換声点とは?

換声点は、地声(胸声)から裏声(頭声)へ、またはその逆に切り替わるポイントのこと。

換声点の音を“探して”みた

低音からロングトーンで「あ〜〜」と発声しながら、少しずつ高音へスライド。
普通なら、どこかで地声→裏声に切り替わるスポット=換声点が現れるはずです。
次に高音から低音にスライドさせると、裏声→地声の切り替えポイントも確認できます。

喚声点の大体の音程は

  • 男性:第一換声点→E4(ミ)、第二換声点はA4(ラ)あたり
  • 女性:第一換声点→A4(ラ)~B4(シ)、第二換声点はE5(ミ)~F#5(ファ#)あたり

だそうです。

確認してみたら…

先生と一緒に何度か試してみても、切り替わるポイントが出てこない。
先生も「あれ?」となって、「もう一回、もっと高音までいってみようか」と。
それでも裏返らず、ついに「…換声点がないですね!」と言われました。

最初は「え?」と不安になりましたが、「むしろ良いことなので安心してください」とのこと。
ボイトレでは、年単位の時間をかけながら境目を滑らかにする練習をするそうですが、私は最初からそれが出来ているみたいです。
多くの生徒さんをみてきた先生いわく「かなり珍しいタイプ」。そう言われると、ちょっと嬉しい。
自分にもそういう特徴的な部分があったとは…。

そういう強みがあるのなら歌は続けた方がいいのかもな、と思いました。

言われるまで意識したことがなかった

喚声点について考えたこともありませんでしたが、
思い返すと高校時代の野球応援。「アメリカン・シンフォニー」を歌うと、周りは高音で裏声になっていくのに、私だけそのままの声量で出していたんですよね。(声がでかいだけかと思ってた。笑)
あれも、裏声に切り替わらずに出せていたからかもしれないです。

裏返す歌い方は苦手

その一方で、わざと裏返すフェイクなど、ひっくり返す歌い方はできません
先日、アコギで miwa さんの「ヒカリへ」を練習しようと動画を見ていたら、miwa さんも「声がひっくり返らない」タイプだと話していて、
逆に裏返る歌い方ができないので羨ましい」とも。
これにはとても共感しました。
高音から下がるときにコロッと地声へ切り替える表現などカッコいいな~と思いますが
真似しようとしても出来ないです。

試してみると発見があるかも?

この喚声点のこと、自分にとってはそれが”普通”だと思っていて気が付かなかったけれど、
レッスンに行って知ることができてよかったです。
人の喚声点を確認する機会なんてないので、なかなか気が付かないですよね。

ネットで調べても「生まれつき換声点がわからない人」の情報ってあまり見当たらないないけれど、
試してみると発見があるかもしれません。

自分の声(喉)が歌に向いていると分かって、このアドバンテージは大切にしたいと思いました。
必要に迫られないと歌わないことも多かったので、これからはもっと楽しみたいです。

とはいえ、テクニックもゼロでまだまだこれから。
今後は出来ることを増やして、レパートリーも広げていきたいなと思っています。

それに、歌うことって健康や人生に対してもポジティブな影響が大きくて
そういうことをレッスンで教えてもらったり、勉強しているのが
結構たのしくて。笑
レッスンも、もう少し続けてみようと思います。

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