習慣化の魔法:毎日1%の成長が37倍の未来を作る理由

読書

目標を立てたとき、つい現状を一気に変えようとして大きく行動を変えてしまい、
3日坊主で終わってしまった…そんな経験ありませんか?

今回「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」という本を読んだのですが
そういった習慣の悩みを解決するヒントがたくさん書かれていました。

それではなぜ、わたしたちは目標を達成しようとする時、現状を大きく変えようとしてしまうのでしょうか?

毎日の小さな変化を軽視している

わたしたちは、「毎日の小さな変化」を軽くみてしまう傾向があります。
少しぐらい変えたくらいじゃ目標に届くわけがない、こう思いませんか?
目標が大きければ大きいほど、「大きく自分を変えなければ達成できない!」という気持ちが強くなって、大きく自分を変化させてしまい、挫折してしまうんですね。

しかし、実際はこの毎日の小さな習慣こそが大きな変化をもたらすのです。

毎日1%を改善することの複利効果

毎日1%ずつ改善していくと、1年後にはどうなると思いますか?

なんと、その効果は37倍にもなるのです。

「たった1%だけで?」と思いますよね。
これは、氷が溶けるときの様子に似ていると著者は言います。

-2.5° → -2° → -1°
この間、氷はじっとしていて何も起きません。

-0.5° → 0°
0°になった途端、氷が溶け始めます。突然目に見える変化が訪れるのです。

同じように、日々積み重ねている最小習慣も、最初は全く変化がないように感じますが、続けていくうちに「氷解の瞬間」がやってきます。

この成長曲線の画像のように、前半は変化がないようにみえても後半になると一気に変化が感じられるのがわかりますよね。

一方で、毎日1%ずつ悪い習慣を積み重ねると1年後には効果が0になってしまいます。
悪くならないためにも小さな良い習慣を積み重ねることが大切なんですね。

やりすぎは続かない原因になる

はじめからモチベーションにまかせてやりすぎてしまうと、習慣を継続できなくなる原因になります。
習慣化したいのなら、やりたい量よりも少なくし「面倒と感じる前にやめること」が継続のコツです。

例えば、
・2分間だけ読む
・1ページだけ書く
といった「習慣の入り口」のルールを作るのがおすすめです。

無理なく続けられる量の習慣をルールにすることで、まず習慣化の入り口を作ることができます。
その後に続く道は険しいこともあるかもしれませんが、入り口はまずハードルを低く設定する必要があります。
無理なくできること、少ない量を毎日の習慣に設定することで、自然と「またやりたい」と思える仕組みができます。

さらに、「上手くいきはじめたら、あえてやめる」というのもポイント。
もっとやりたいという気持ちを残して終わることで、次回へのモチベーションが高まり、習慣が長続きしやすくなります。

そもそも行動ができない?

ここまで、最小の習慣を継続することの効果についてお話ししてきましたが、
そもそも「行動するのが難しい」という人もいるのではないでしょうか。

私も同じ経験があります。

大きな目標に向けて計画を立てたものの、その計画の大きさに圧倒されてしまい、結局行動に移せなかったことが何度もありました。

「最善は善の敵である」
この言葉が示すように、完璧を目指すことが、かえって行動の妨げになることがあります。
計画を立てることは意向であり、実際に行動することとは違うのです。

例えば、ブログの記事テーマを20個考えるのは意向ですが、その中の1つを実際に書き始めることが「行動」です。
大きな目標を前にしたときは、まず「行動」に意識を向けることが大切です。

どうやって行動に移すか。目標より仕組みづくり

では、どうすれば「行動」に移せるのでしょうか。

先ほど、目標が大きいほど行動に踏み出せなくなる経験があるとお話ししましたが、
実際に行動するためには、目標そのものよりも「仕組みづくり」が重要です。

「いつ」「どこで」「何をするか」を明確にする

まずは行動をもっと具体的にしてみましょう。
次の3つが曖昧だと行動に繋がりにくいため、しっかり決めることが大切です。

・いつやるか
・どこでやるか
・何をするのか

例えば、「毎晩寝る前に5分だけ読書する」といったように、具体的に時間、場所、行動内容を明確にしておきます。

環境づくりをする

行動が具体的に決まったら、その行動をサポートする「環境」を整えましょう。
環境を整えることで、行動に移すハードルを下げることができます。

例えば:
・寝る前に読書をする場合:枕の上に本を置いておく
・部屋で執筆する場合:部屋の大部分を執筆専用スペースにする

こうした環境を作ることで、「その時間にその場所へ行ったら、すぐにやるべきことに取りかかれる」状態を作り出せます。
習慣化のハードルを下げて楽にするためにも、環境づくりはとても重要なのです。

まとめ:小さな習慣を継続しよう

・毎日1%よくなれば、1年後には37倍の効果になる
・習慣化するためには、小さな一歩からはじめる
・面倒になる前にやめてみる
・目標よりも行動することが大切
・「いつ、どこで、何をやるか」を具体的に決める
・習慣に取り組みやすい環境を整える

これらを意識することで、毎日の小さな行動を継続しやすくなります。

もし1日行動を忘れてしまったとしても、また次の日から取り組めば習慣は途切れません。大切なのは「完璧」ではなく、「続けること」です。

「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」には他にも習慣化のコツがたくさん書かれていますので気になる方は読んでみることをおすすめします。


「毎日文章を書く時、想像的な人というアイデンティティを体現している」
この言葉にとても共感しました。

最小の行動の積み重ねが、自分の生き方やアイデンティティを形作っているんですよね。
だからこそ、自分の人生を自ら作り上げるためにも、毎日1%の改善を目指し習慣を続けていきましょう。
そして、1年後の自分がどんな変化を迎えるのかを楽しみに、今日から小さな一歩を踏み出してみてくださいね。

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